一般社団法人ストック型社会推進機構
Stock-type Society Promotion Organization
Stock-type Society Promotion Organization
物質ストックとは、社会に滞留し、人々の豊かさを引き出すサービスを提供するもので、耐久消費財や建築物、土木構造物など社会に必要不可欠なものです。
現在、気候変動や災害等に対する国土の強靭化、人口減少・高齢化やインフラの維持管理費の増大といった様々な社会課題解決に向けて、メリハリのあるストックの適正管理が求められています。
原料採掘~製品製造~使用~廃棄といった一連の物質フローに加えて、物質ストックを把握することは、貴重な資源の有効利用や将来の廃棄物量の削減に向けて非常に重要であるとともに、潜在的な二次資源、すなわち循環資源の高度利用と新たな資源確保につながります。
このため、物質ストックを適正管理し、社会を大量消費・大量廃棄のフロー型からストック型に導くことで、自然資源投入量の低減化による自然環境への負荷低減、及び脱炭素化の実現が可能となります。
本機構では、学術研究機関等との連携により、様々な研究教育成果の普及啓発活動等を通じて、市民、事業者、政策担当者の方々に「脱物質」と「脱炭素」の両立の重要性について理解を深めていただくことで、ストック型社会の構築に貢献します。
ストック型都市部門
土木構造物、建築物等の都市ストックのデータベース充実、各種データの評価及び可視化手法の開発、並びに成果の普及啓発を通じて、「脱物質」と「脱炭素」が両立した持続可能な都市の形成に貢献します。
電気自動車の製造には様々な希少金属が投入されることから、従来型自動車に比べて約4倍の採掘活動量が必要となり、土地改変による森林破壊等が懸念されています。
これに対し、比較的燃費の高い従来型自動車のレストアによる環境負荷低減効果を定量的に把握することで、モノを大切に使い続ける意義について普及啓発を図ります。
機構の活動や連携先大学との協力によって整備された物質ストックに関する様々なデータベースの適切な管理システムを構築します。
また、将来のデジタル製品パスポートへの対応を見据えて、TMR(関与物質総量)を用いた製品の認証システムを開発します。
アジア・パシフィック
循環型社会推進部門
国内外の学術研究機関・企業等と連携し、研究交流会、研修会、講演会、実地見学会等の開催を通じて、環境人材の育成を目指します。
経済成長により、大量消費・大量廃棄型の社会形成が進むアジア地域に対して、環境人材の育成を目指し、上記の取組成果の普及促進を図ります。
2018年
アジア・パシフィック循環型社会推進機構(任意団体)発足
2022年10月
一般社団法人アジア・パシフィック循環型社会推進機構として法人化
2023年9月
一般社団法人ストック型社会推進機構に名称変更